個人事業主が必要経費として毎月支出するものの一つは通信費です。電話やインターネットは今のIT時代にあって必須のツールですが、できるだけこれらの出費を抑えたいのも事実でしょう。そういう場合は法人携帯の利用がおすすめです。この記事では個人事業主が法人携帯を使う3つのメリットについて紹介したいと思います。

1.個人事業主でも法人携帯を使おう!3つのメリットを解説

個人事業主でも法人携帯を使おう!3つのメリットを解説

個人事業主は自営業者と呼ばれることがよくありますが、「自営業者は法人にはなれない」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。しかし青色申告をしている個人事業主は携帯キャリアから「みなし法人」として認識してもらえます。つまり実際は法人ではないのに法人契約を結べるということです。

法人契約するには以下のような書類を用意する必要があります。

  • 登記簿謄本(青色申告書で代用)
  • 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
  • 支払い情報(口座番号やクレカナンバーなど)
  • 公共料金領収証
  • 会社の名刺や法人印

各携帯キャリアの対応は異なるので最終的にはそれぞれのキャリアの窓口に詳細を尋ねる必要がありますが、法人契約することができれば個人事業主にとってうれしい様々なメリットを受けられます。メリットを3つ紹介しましょう。

メリット1:全額経費にできる

法人契約ではなく通常の契約をしている携帯電話をプライベートと事業両方に使っている場合、それぞれの割合に応じた経費を計上する必要があります。例えば1万円の通信費がかかっていて、プライベートで3割、事業で7割使ったのであれば7割分の7,000円を経費として計上することになります。

しかしこのような按分は正確に算出するのが面倒、というよりほとんど不可能に近いでしょう。かといって適当な計算をして例えば「事業9割」と計上すると税務調査で指摘される恐れもあります。

この点法人携帯なら全額経費として計上できます。個別にプライベート契約している携帯がなければその法人携帯をプライベートでも利用することになりますが、法人携帯なら全額経費にできるのでメリットが大きいです。ちなみに同じ方式で家族の携帯代金も法人携帯にできます。こうすれば従業員として働いている家族の分の通信費も経費に計上できます。

メリット2:法人特有プランがある

法人携帯にあって個人契約携帯にないお得なプランがありますが、例えばauの「法人割」がそれにあたります。法人割なので当然個人契約のクライアントには適用されませんが、みなし法人として法人契約した個人事業主はその恩恵にあずかることができます。こうしたプランでは社員間の国内通話料や基本使用料が無料になったりディスカウントされるのでお得です。

法人携帯は管理画面も特有です。法人専用の管理画面からは各端末の設定を変更したりユーザーの動きに合わせたものにできるため、複数の携帯を稼働させる場合に便利です。また法人携帯は個人向け携帯以上にセキュリティが強化されているのも魅力です。

メリット3:経理が楽

もし個人契約した携帯の通信費を別々に経理計算するとしたらかなり大変ですが、法人携帯の場合は契約回線の明細は一括して請求してもらえます。全額経費にできるという点も踏まえると経理の手間が非常に簡素化します。

2.まとめ

個人事業主でもみなし法人として法人携帯を所有することは可能です。そうすることで法人特有プランを使えて携帯使用料を抑えることができたり、通信費を全額経費に計上できたり経理作業がシンプルになったりと様々なメリットを受けられます。利用したいキャリアに問い合わせて必要書類を用意すれば意外と簡単に法人契約できるので一度試してみることをおすすめします。

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